Person|interview.04

親会社が開発を進める、
大規模な複合再開発で、
技術支援に力を尽くす。

PM事業本部PM第2部(技術担当)
主任/2020年新卒入社
N.Dさん

Q.現在の仕事内容を教えて下さい。

見積や仕様などを確認し、
建設会社との価格交渉も。

京浜急行電鉄が開発する、大規模な複合施設案件の新築工事で技術支援に取り組んでいます。具体的には延床面積11〜31万㎡の3物件を担当。着工前には見積の査定、仕様の確認、建設会社との内容の折衝や価格の協議などに取り組み、工事進行中には仕様の変更、コスト調整などを行っています。完成した後に管理しやすくすることを心掛け、細かくチェックすることが重要です。また既存物件では京浜急行電鉄だけでなく、投資信託会社がオーナーの物件も担当。中長期計画や単年度予算の策定、各物件の工事発注代行業務なども対応しています。

Q.仕事のやりがいや楽しいことを教えてください。

複数事業者の開発物件は、様々な考え方に触れる貴重な場。

技術担当として4年間働いてきましたが、そんな中で複数事業者による新規開発物件を担当することになりました。こういった案件は社内でも前例が少なく、ベースになる情報が見当たりません。そこで各社とやり取りしながら自分で考え、全体の落としどころを模索。取りまとめが大変なだけに、私にとってはやりがいも感じられる仕事となっています。さらに他社の意見を聞くことは新鮮な経験です。当社と異なる考えにいたった理由や過去の経緯を聞くことは、私個人だけでなく当社にとっても非常に有益だと思います。

Q.京急ビルマネジメントに入社した理由は何ですか?

顧客対応まで経験すべく、ほどよい規模感の会社へ。

就職先選びでは既存物件の管理運営に取り組みたくて、プロパティーマネジメント(PM)会社を回っていました。その中で当社を選んだのは、従業員数や規模感がほどよかったからです。私は技術担当だけでなく営業職も経験したかったんですが、数百人規模の会社ではそれが難しいと感じました。しかし当社では、技術担当によるお客様対応も可能だったんです。
また10年ぶりの新卒採用ということもあり、新入社員の担当業務を詳しく説明いただけたこともポイント。その場で先輩方が話す様子に触れ、社内の雰囲気も感じ取れました。

Q.実際に入社してみた印象はどうでしたか?

入社後コロナ禍で在宅勤務に。
3カ月後から本格始動。

入社したのはコロナ禍が拡大し始めた2020年4月です。2日間出社した後、在宅勤務になりました。10年ぶりの新卒者に在宅で何をさせるのか、先輩方も悩まれたと思います。在宅勤務中は上司や先輩方と電話やSNSでやり取りし、オンライン会議にも参加。技術担当部会で各案件のスケジュールを把握し、今後の仕事内容がイメージできたことで不安も軽くなりました。3カ月後には既存物件のホテルのほか、新築物件のホテルも担当することに。新人ながら新築のホテルを任されることには驚かされました。

後輩へのメッセージ

私は建築学科の出身ですが、同年代を見ても既存物件の運営管理に取り組もうというタイプは少なかったと思います。やはりハウスメーカー、設計会社、施工会社を目指すケースが多いのでしょう。ただ私のように既存物件管理に興味があるなら、京急ビルマネジメントは恵まれた職場だと思います。特に既存物件の管理だけでなく、新規開発物件も経験できる点は大きいです。既存物件も商業施設、ホテル、オフィスなど多彩なほか、様々な協力会社との接点もあります。幅広い建物に関わりたい方なら、楽しく働ける環境でしょう。

1日のスケジュール

  • 09:15|出勤
    電車で40分ほど掛けて通っています。始業時間である9:30の少し前には出社するよう心掛けてきました。
  • 10:00|既存物件定例会議
    担当しているそれぞれの既存物件について状況を確認します。テナントの入居や退去、修繕などの工事について指示出しも行います。
  • 12:00|昼食
    週3〜4日は外出しているため、その際は現地で外食したり買って食べたりしています。社内で働く日は社員食堂を利用するほか、京急ストアでお弁当を買うことも。
  • 13:00|開発物件定例会議
    親会社が手掛ける新規開発物件について、施工や保守に関する提案を行います。週に1日、丸々同じ物件の会議を続けることもあります。
  • 15:00|既存物件現場確認
    既存物件の工事に当たって現場の状況を確認します。何かと外出する機会が多く、1週間丸々社内にいないこともあります。
  • 18:00|退勤
    その日によりますが、開発物件が重なる時期は忙しくなります。忙しいと多くなる時期もありますが、平均すると月20時間少々です。